耕さない田んぼや自然に近い谷津田、棚田などには里地里山の生きものがたくさん住んでいます。どんな生きものが住んでいるのでしょうか? 知っていますか?
 田んぼの生きものたちは田んぼだけで暮らしているのではありません。
田んぼの周りの土水路や溜池、畦の草の中、畦や土水路の土の中農家の庭先や草地や畑、屋敷林や雑木林いろんなところをライフサイクルのさまざまな時期に生活の場にしているのです。
冬だけ田んぼに来る生きものもいます。産卵のときだけ田んぼにくるいきものもいます。
 田んぼの生きもの調査は1年中出来るのです。学校の総合的な学習や自由研究で取り組んでみましょう。

1 生き物を調査する前に
  • 田んぼの生きもの調査をする前に、田んぼの持ち主の農家の人や田んぼを管理する環境団体のひとに相談して、田んぼに調査に行く日を決めましょう。
  • 田んぼは私有地ですので、必ず持ち主の許可をもらいましょう
  • 田んぼや畦に農薬を撒いていることがありますので、事前にいつ撒いたか(撒く予定か)聞きましょう。
  • 近くの人が農薬を撒いたり草刈をしているときは、危険なので調査をやめましょう。
  • 田んぼのそばに深い水路や溜池、排水の川などがある場合は十分注意して、大人と一緒に行きましょう。
  • 田んぼのイネがまだ小さいうちや、開花時期、穂が出始めた時期は避けましょう。
  • 農家の人が忙しい時期は調査をしないようにしましょう。


2 100円ショップでそろえる生きもの調査の道具
プラスチックのトレー

白っぽい色や薄い色のもの、底が平らなものを選びましょう
万能ハサミ、ハサミ

植物採集のときに便利、先端に気をつけて扱おう
ピンセット

いろいろな種類があるのでどれがいいか選んでみましょう
虫メガネ

ミジンコやイトミミズなど、うんと小さい生き物を見つけるのに便利

アクリルの調味料入れ
透明度が高く中が見やすいので小さな生きものを観察しやすいよ

アクリル製の麦茶入れ
田んぼのドロを入れると田んぼの中の様子がわかるよ
化粧クリームのケース

小さな昆虫などをとりあえず1匹ずつ入れておくのに便利
逃げないうちに観察できるよ
バケツ

田んぼの水やドロを取るのに必要です
田んぼのドロを洗うのにも使えるよ。水道がないところでは水を大事に使おう
バインダー

調査用紙を風で飛ばされないようにバインダーを使おう
ひもをつけて首からさげるといいね
水平器

棚田や谷津田は傾斜があるので調べてみよう
周りの雑木林はどうかな?
巻尺

いろんなところを計るのに便利
ものさしいろいろ

動物や植物を計るのに使い分けしてみよう

ノギス
生きものの体長や植物の葉や根を測るのに使えるよ

魚とりの網
柄が長いので土水路でも便利
カラフルなひも

田んぼの周りは緑色だから小さな道具をなくさないように、ひもで首から提げてもちあるこう
熱帯魚をすくうネット

網目が細かいくて網が丈夫そうなもの
カウンター

カエルやミジンコなどの数を数えるときに使うととっても便利
双眼鏡

田んぼにやってくる鳥や動物を見てみよう
虫かご

生きものをとりあえず入れておくのに便利
肉食のもの同士をたくさん入れたり窮屈なほどたくさんの生きものを入れないでね


3 身近なものの利用法紹介


4 生きもの調査のやり方
○ カエル調査のやり方 ○ 虫やクモの調査のやり方
○ トロトロ層の調査のやり方 ○ 鳥の調査のやり方
○ 足跡調査のやり方 ○ 田んぼの植物調査のやり方


5 参考書の紹介
「食農教育」2005 年 7 月号(農文協)

【特集】ビオトープ田んぼづくり
100円ショップのツールを活かした 田んぼの生き物観察法
http://www.ruralnet.or.jp/syokunou/200507/07_100en.html

『理科教室』2月号(星の環会)

生きものいっぱいの耕さない田んぼ耕さない田んぼ「四季のいぶき」
記事「生きものいっぱいの耕さない田んぼから自然循環を考える」

生きものと生きものの循環についての記事が掲載されています。
http://hosinowa.mdn.ne.jp/Top_info/rika.htm


* 参考になるホームページ
東邦大学生物多様性プログラムです。
田んぼの生きもの図鑑をつくりましょう。

http://www.mnc.toho-u.ac.jp/v-lab/bioltop/



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