よくある質問

不耕起栽培を本格的に学びたいのですが?
まず、『不耕起でよみがえる』創森社を何度も読みましょう。本当に学びたければ普及会会員になり、研修会や自然耕塾に1度でも参加して、自分に投資することです。
本物に1度も触れたことがなければ、本物のすばらしさはわからないままです。特に直接学ぶことができるのは岩澤先生が元気なうちです。
普及会の会員になるには農業の基礎知識が必要ですが、『不耕起でよみがえる』が読め、用語がわかれば大丈夫です。会員になって、岩澤先生への電話代を月に1000円ぐらい、自分のために投資してみることです。技術的な相談や用語に不安がある人は、事務局への相談も出来ます。不耕起移植栽培を学ぶには、実践しながら指導してもらうしかありません。本だけに頼り独学で学ぶには、試行錯誤の結果の自己流で終わることが多いでしょう。差別化した立派な米を収穫して販売するところまでできるようになるつもりであれば、資材や機械への投資も必要となります。
普通の苗で不耕起栽培が出来ますか?
稚苗を不耕起の田んぼに田植えすると、苗には環境に対応する素質が無いので、きちんと育てられた成苗のように開帳型で立派なイネには育ちません。病気や虫、冷害にもにもかえって弱くなる場合もあります。栄養失調や生育不良でない、きちんと育てた成苗であることが、不耕起移植栽培では一番大切です。苗八分作だと肝に銘じてください。逆に、きちんと育てられた成苗は、耕した田んぼでも稚苗よりは、通常はよく育ちます。
冬期湛水の田んぼは、普通の田植機で田植えが出来ますか?
冬期湛水で不耕起の田んぼに普通の田植機で田植えをすると、秋に穂が実った頃、倒伏をします。何人かの会員農家が、岩澤先生の言うことを信じないで、冬期湛水しトロトロ層のできた不耕起の田んぼに、普通の田植機で田植えをし、イネが倒伏して失敗しました。この結果は会員に会報でお知らせしました。専用の田植機がない場合は、半不耕起にして田植えをします。専用の田植機がある人は、トロトロ層の下に苗を深植えします。また、このときに成苗がきちんと植えられないと、イネミズゾウムシのなどの害虫の被害を大規模に受けることがあります。手植えで植える場合は、棒で穴をあけ、土に根を植えます(ミニ田んぼの生徒や子供向けの田植えの仕方を参照してください)。
冬期湛水をすると草が完全になくなりますか?
抑草をするには、稲刈り後すぐに、田起しせずに水田に米ぬかを撒き、水を張ります。冬期ではなく、秋期からスタートします。寒さが来る前に水を張りますと、春の雑草があまり生えず、田植え後のイネの生育に障害を与えないほどに草が少なくなります。除草剤が必要なくなるほどです。代かきをすると、その場所は草が出ます。また、前年に草ぼうぼうになった田んぼも、事前の除草が必要な場合が多くあります。ヒエ類などの夏ごろから生えて急に伸びる草は、種をこぼさないうちに手で抜き、毎年数を減らしていきます。挺水植物は、根や球根ごと取り除き、面積を狭め、種をこぼさないようにします。前年の草や借りた田んぼのヨシやガマがすごい場合は、草刈機やドライブハローで除草してから始めるか、除草剤を使うかを検討する必要があります。手除草ではかなり大変です。やたらに除草のために田んぼに入ると、土がかき混ざり、かえって草が多くなり、冬期湛水・不耕起栽培のメリットがなくなることがあります。
暖かい地方でのイネつくりは『不耕起でよみがえる』に出ていないようですが?
『不耕起でよみがえる』では関東以北のイネの作り方を中心に書いてあります。暖かい地方でのイネ作りは、会員向けのマニュアルで触れています。暖かい地方のイネつくりに限らず、田んぼのある地域や土質、周りの環境、その年のその土地の気象状況など、そのほかのさまざまな条件によって、すべて指導の内容が変わります。本やマニュアルだけでは、教えることが出来ません。こちらからも質問しないと、状況はわかりませんので、手紙やメールでも対応できません。また文字にしてしまうと、勝手に自分はこのタイプだと思いこんで、失敗する人も出てきます。会員がマニュアルを読んで実践しながらわからないところを、岩澤先生に質問するという、電話による個別相談を受けています。
『不耕起でよみがえる』の読み方は?
創森社から発行した『不耕起でよみがえる』には、不耕起移植栽培の開発の経緯からどんなことが大事な発見だったのかが書いてあります。もっとも大事なのは第1章と第2章ですから、1回読んだだけでは理解できません。何回も読み直すことが必要です。第1章と第2章が本当に理解できないと、第7章の要点が本当に理解できません書き込みをしたり、自分の作業を本に照らし合わせてチェックをします。1冊教科書としてつぶすつもりで読んでください。1回読んだだけでわかったつもりでは、字面を追っただけのことが多いと思われます。この本の受け売りでウンチクを語っている人は、本当の技術がわかりません。本気で取り組むのであれば、自分で体験し、岩澤先生や仲間と見聞きした経験を語れるようになることが大切です。
不耕起栽培を趣味的にやってみたいのですが?
ひとりで始めるのは大変です。仲間を作って、小さな田んぼを借りて、はじめたらいかがでしょうか?田んぼを探すときには地元の人に協力してもらいましょう。あまり遠くて通えないところではなく、近くて、水の便がいいところ、冬期湛水をするなら、水が確保できるところで、近隣に染み出す心配が無いところを探します。但し、借りた以上はしっかりと管理して、貸してくれた農家の方に迷惑がられないようにしましょう。楽して簡単・・・というわけにはいかないものです。普及会の農家ではない会員で、自宅の庭に小さな田んぼを作って実践している人もいます。それも検討してください。
栽培中の指導を受ける一番いい方法は?
会員が自分の苗を持って会長を訪問するか、塾へ参加し、みんなの苗と比べます。会員が宅急便で会長へ苗や写真を送ったり、メールで事務局に写真を送り、数日後に会長に電話をすることでも指導が受けられます。
小学校の校庭で不耕起栽培の田んぼが作れますか?
作れます。実践した学校がいくつもあります。但し水漏れ防止に使うビニールは、破れやすいブルーシートではだめです。また、水抜きの方法も考えてください。発泡スチロール箱のミニ田んぼなら、生徒ひとりひとりがMy田んぼ(マイ田んぼ)を作れます。
資材の使い方や使用量がよくわかりませんが?
資材の使い方、使用量は、会員農家がどんな環境で稲作をしようとしているのか、どんなコメを作ろうとしているかをお聞きした上で、答えが異なります。また、こんな資材があるが使ってもいいものか等の相談もありますが、不耕起栽培普及会会員として売れるコメ作りをしたいか、趣味のコメ作りなのかでも答えが異なります。趣味のコメ作りであれば、特にこだわらずいろいろ試してみても良いかもしれません。気をつけることは、肥料や資材のやりすぎが、もっともいけないということです。不耕起栽培では肥料の量が普通より減ります。足りなければ、稲に現れるので足すことが出来ます。多すぎると取り出すことが出来ません。普及会で推奨している特殊な資材は、普及会会員向けに販売・資料方法の指導をしています。これらの資材はイネの生理生態がわからないと、使用法が理解できません。自然耕塾でも少し説明をしています。
棚田や趣味の小さな田んぼで使える不耕起用の小さな田植機はないですか?
仕組みを考えた人がいますが、町工場などの機械メーカーや特許事務所の協力がないと作ることが出来ないので、日本不耕起栽培普及会では資金や人手が無くまだ開発されていません。協力してくれる方を探しているところです。


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